【アーカイブ】調査サブノート:「ラプラタの夕空」 植民唱歌

 ■海外植民学校の…

実質的な校歌として、「ラプラタの夕空」という歌がある。

作詞は、青山学生労働会出身で、海外植民教育会の初期の理事や植民学校の講師も務めた大島喜一*

作曲は、「桃太郎」や「元寇の歌」で知られる納所辨二(次?)郎

である。

*大島のとくに海外植民教育会を離れた後の活動については、須藤睦「新江別市史補遺 南米開発への熱き思い~大島喜一の軌跡を尋ねて~」(江別市・刊「えべつの歴史」Vol.11pp.66~81)に詳しい。なお、江別市は、大島の出身地

美声の持ち主でもあった大島は、学校設立前に崎山に同行した北海道各地で崎山の講演の後や、校舎の落成式の折にこの歌を斉唱して、いつも好評を博したとのことである。**

**「崎山比佐衛傳 移植民教育とアマゾン開拓の先覺者」吉村繁義・著 海外植民学校校友会/1955年・刊(以下【崎山傳】)<Web版http://brasiliminbunko.com.br/157.Sakiyama.Hisae.Den.pdf>pp.164,187

■これまでは…

崎山傳に掲載されている歌詞しか分からなかったのだが、今回譜面が入手できた*ので掲載し、併せて、midi ファイル化したので、譜面をクリックすると演奏されるようにしてみた。

*国立国会図書館 近代デジタルライブラリー・蔵

 大島喜一・著「法人の発展地ブラジル」東京堂T13・刊

  http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/972134

  Flame #16

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